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【5分でわかるDTM】コンプレッサーの基礎知識!

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こんにちは。MusicViralスタッフです。

作曲・DTMをしている方なら『コンプレッサー』という言葉に聞き覚えがあると思います。

コンプレッサーのソフトプラグインを起動してみると、初見で難しそうな印象を受けると思います。

プリセットを読み込んで使うという方も少なからずいるのではないでしょうか?

今回は、コンプレッサーの使い方など、プロを目指すなら頭に入れておきたい基礎知識をバッチリ紹介していこうと思います♪

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コンプレッサーとは

DTMにおけるコンプレッサーとは!

諸説ありますが、主に音量を圧縮して均一にしたりする目的などで使われています。

主なパラメーターとして『スレッショルド』『レシオ』『アタックタイム』『リリースタイム』のつまみがあります。

これらのつまみを設定して、音量を均一にしたりできます。

コンプレッサーが音量を均一にすると言われても、どのように均一に揃えられるのか?

各パラメーターを理解すれば、自然に音量差を均一にすることや積極的な音作りのやり方が見えてくると思います♪

バッチリと各つまみのことを覚えていきましょう!

コンプレッサーのパラメーター【つまみの解説】

スレッショルド


(※Protools付属のコンプレッサー Dyn3とBF-76)

音量がどのくらい越えたら抑えるのかを設定する部分が『スレッショルド』という表現・認識がわかりやすいですね。

また、種類によっては『スレッショルド』の値が決まっていて、『スレッショルド』のつまみがないコンプレッサーもあります。

代表例がProtools付属の『BF-76』など、1176系のコンプレッサーでしょうか。

スレッショルド値が決まっていて、入力レベルを動かして調整することになります。

初めてコンプレッサーを覚える・勉強するという方は、『スレッショルド』のつまみがついているコンプレッサーを選んで使ってみるのがオススメ!

レシオ


(※Protools付属のコンプレッサー Dyn3)

レシオの設定で、スレッショルドの値を越えた部分を「どのくらい抑えるのか?」というのを決めます。

比率表示で4:1や8:1など設定できますね。

圧縮比率を表していて、例えば4:1に設定すると、スレッショルド値を越えた音を1/4に抑えることになります。

スレッショルドの値次第ですが、レシオの設定が低すぎる値だとコンプレッサーの効果が感じにくいです。

かといって大きな値に設定すると音は揃い気味になりますが、歪みなど不自然な印象・音が潰されすぎて自然さが失われます。

どんな音にしたいかによっての調節が必要です♪

アタックタイム


(※Protools付属のコンプレッサー Dyn3)

『スレッショルド』で設定した値を越えた音を『レシオ』の値で抑えられるまでには時間がかかります。

その時間を決めるのが『アタックタイム』です。

『アタックタイム』で設定した値の時間をかけて、レシオの圧縮率になっていく仕組みです。

『アタックタイム』を遅い設定にすると、スレッショルド値を越えてすぐに音が抑えられないので、原音のアタック感が強調されます♪

コンプレッサーの話題で良く話される「コンプレッサーでアタック感を〜」というのは、こういった設定で調整する話ですね!

逆に『アタックタイム』を早い設定にすると、まとまって整った音の印象になります。

リリースタイム


(※Protools付属のコンプレッサー Dyn3)

原音がスレッショルド以下になってから、圧縮が解除されるまでにかかる時間を決めるのが『リリースタイム』です。

コンプレッサーの設定の中でも『リリースタイム』は、いまいちピンとこないですよね。

『リリースタイム』を早めの設定にすると、原音の抑揚を残したような音になりやすいです。

しかし『リリースタイム』が早すぎると、すぐに圧縮が解除されてしまうので不自然な音になることも・・・。

逆に『リリースタイム』を遅めの設定すると、きっちりとまとまりある音になりやすいです。

コンプレッサーの変わった使い方

サイドチェイン

コンプレッサーのつまみの仕組みを覚えると、様々な使い方ができるようになります!

有名な使われ方として『サイドチェイン』ですね!
(※正確には『ダッキング』と呼ばれることもあり。諸説あります。)

音量の均一化とは違う効果が得られるもので、特定の音の鳴ったタイミングで音量をコントロールする効果をかけることができる機能です。

キックのなるタイミングでベースの音がうねったように鳴るイメージのサウンド感を得られます。

EDMサウンドで多用されるイメージが強いですが、その他POPSジャンルでのベースとキックの低音域のバランスづくりにも活用できるので。

覚えておくと役に立つでしょう♪

サイドチェインの設定

今回は、例としてキックとベースの音でサイドチェインするときの準備例を画像にしてみました。

まずはうねらせたい、サイドチェインをかけたいトラックにコンプをインサートします!

ここでは、ベースの音のトラックです。

あとは、画像のような設定にしてあげれば準備完了です!

音が反応する範囲までスレッショルド値をいじってあげて、お好みの効果になるようにそのほかのつまみも設定してあげてください♪

まとめ

今回は、コンプレッサーの基礎知識をまとめてみました。

イコライザー、リバーブ、ディレイなど各種プラグインの中でも、コンプレッサーはピンとこなくて難しい印象を持たれると思います。

コンプレッサーを使いこなせるようになると、音作り・ミックスなどのクオリティーアップにつながります!

ぜひコンプレッサーの使い方を覚えて、いろいろな音に使ってみてください♪

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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