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【2018年最新】アニソン作家が語る“オススメの作曲ソフト”は何か?

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こんにちわ。MusicViralの編集長-zです。

作曲ソフト=いわゆるDAW。最近では沢山の種類の作曲ソフトが発売され、初心者では作曲ソフト選びに頭を抱えてしまうほどでしょう。

今回は「職業作曲家を目指す人にオススメの「作曲ソフト=DAW」は何か?」についてお話をしてみたいと思います。

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そもそも「作曲ソフト=DAW」とは?

まずパソコンを使って作曲する為のソフト。これをDAWと呼びます。(「Digital Audio WorkStation」の略称)

MIDIの打ち込みから録音、オーディオデータの編集まで、音楽制作において必要な機能を備えたソフトですね。

「作曲ソフト=DAW」には様々な機能があり、作曲の手助けをしてくれます。

作曲ソフト=DAWが開発される以前

パソコンを使って作曲する「作曲ソフト=DAW」が出来る以前は、作曲家がそれまでの経験と想像力をかき立てて譜面と向き合って曲を作る事しか出来ませんでした。

その譜面を用いて実際に生演奏するまで「様々な楽器の組み合わせがどんな音で演奏されるのか」が作曲者の頭の中でしか再現できなかったのです。

しかしパソコンやシンセサイザー・作曲ソフト等が開発された現代では、実際にパソコンで演奏をシュミレートしながら(音を聴きながら)作曲をする事が出来ます。

作曲ソフトの開発は、作曲家にとって革命的な技術の進歩だったといえるでしょう。

 

職業作曲家を目指す人が使うべき作曲ソフトは?

では「職業作曲家を目指す人が使うべき作曲ソフトとは何か」について話を進めていきましょう。

最初でお話ししたように、最近では作曲ソフト=DAWの種類も増えて、初心者はどれを選んでいいのか頭を抱えてしまいます。

作曲ソフトには初心者向けから上級者・プロ使用のモノまで様々あります。

職業作家にとって「最強の武器」になる作曲ソフトとは一体何なのでしょうか?

筆者オススメの作曲ソフトは「Logic X」×「Protools」

まず筆者オススメの作曲の作曲ソフトは「Logic X」×「protools」という組み合わせです。

「2つの作曲ソフトを組み合わせて使う」という事に驚かれる方もいるのではないしょうか?

「ソフトの行き来がめんどくさいのでは???」「片方で全部の作業できるんじゃないの?」と思う方も少なくないでしょう!

では私がこの2つのソフトを組み合わせる事をオススメする理由を解説していきましょう。

作曲ソフトに「Logic X」を選ぶ理由


(※Logic X-Appleサイトより)

バランス良く器用な作曲ソフト

私が作曲ソフトとして「Logic X」が優れていると思う点は、何より他のDAWに比べて「器用」な所です。

悪くいえば「器用貧乏」ともいえるのですが、Logic Xは何をやるにも効率よく、かつ平均点以上をこなすバランスの良い作曲ソフトなんです。

これは様々なジャンルの楽曲を作らなければいけない職業作曲家にとって武器となります。

全ての機能にキーコマンドが割り当てられる

またlogic Xはほぼ全ての機能に「キーコマンド」を割り当てる事が出来ます。

つまり作業の効率化がやり易いんですよね。

僕もよく使う機能には、全てキーコマンドを作成しています。

キーコマンドを割り当てさえすれば、他のDAWソフトと近い感覚での操作も可能ですよ!

付属の音源が「使える」

作曲ソフトの「付属の音源」って結構ダサかったり、デモ作成の段階でも使えないような音の場合が多いのですが・・・

Logic Xの付属音源に関しては、結構使えるものが多くて優秀なんです!

特にエレキピアノは、海外のトラックメイカーや日本の有名アレンジャーが多用していてお墨付きの超優秀な音源なんですよね。

エレキピアノ以外にも使える付属音源があって、付属音源にある多少のチープさが絶妙な加減だったりして使えちゃうんですよ。

Logic Xを買うことで、他社のプラグインがなくてもそこそこのクオリティーの曲を制作できてしまう!

これは職業作曲家を目指すための強力な武器になるのではないでしょうか!!

作曲ソフトにProtoolsを使う理由

波形編集能力に優れている。

作曲ソフトにProtoolsを選ぶ最大のメリットは「波形編集能力の高さ」です。

正直ここまで波形編集能力に優れている作曲ソフトは他にありません。

ボーカル録音、ボーカルエディット、ギターやベースなどの「楽器の録音」をメインに作曲を進めていく人は絶対にProtoolsが必要になってくると思います。

使い慣れれば、圧倒的なスピードとクオリティーで波形編集を行うことができるようになります♪

レコーディングスタジオ標準ソフトである事

Protoolsはレコーディングスタジオの標準ソフトです。

つまりProtoolsの作業を覚えておくと、レコーディングスタジオに行った際に結構融通が利きます。

レコーディングエンジニアとのやり取りも円滑に行えますし、何よりマルチデータをProtoolsのセッションで作っておけばエンジニアさんへの意図をより伝え易くなります。

これは職業作曲家にとって大きなメリットになります。

レコーディング能力が高い

流石レコーディングスタジオ標準のソフトだけあって、protoolsはレコーディング能力が非常に高いです。

例えば歌を録音する際のパンチイン・テイク選び・波形の見やすさ・編集のし易さなど、能力はトップクラスです。

「録音」に関しては本当このソフト一択です。

Logic XとProtoolsの組み合わせが最強な理由

ではなぜLogic XとProtoolsの二つを組み合わせて使うのか。

それは一つの作曲ソフトだけで完結するには勿体ないほどのメリットがそれぞれの作曲ソフトにあるからです。

二つの作曲ソフト。どんな使い分けをしているのか?

僕はこんな使い方をしています。

①作曲(Logic X)
②アレンジ(Logic X)
③仮歌(Protools)
④MIX(DEMOの場合はLogic X。完全納品の場合はProtools)
⑤MIX用のマルチセッションの納品(Protools)

作曲・アレンジはLogic X

作曲やアレンジに関してはほぼ100%Logic Xで完結しています。

正直なところProtoolsは作曲に関しての操作性がLogicに比べて劣ってしまいます。

LogicXの効率的な機能を使いながら、作曲・アレンジを進めていきます。

録音・編集・納品などはProtools

Logic XはProtoolsほどの波形編集能力が備わっていません。

仮歌や楽器の録音・納品用のMIXは全てProtoolsで行っています。

この作業をLogicでやろうとするとどうしても精度やスピードが落ちてしまいます。

またマルチデータを納品する際にも、必ず僕はProtoolsのセッションで納品するようにしています。

というのもLogicXで書き出したままだとステレオである必要の無いオーディオが出てきたり、波形が少しズレて書き出されたりなんて事が起こります。

この辺をProtoolsで確認したり、必要な処理を施したりします。

作曲ソフトを使い分ける事で最強の職業作家を目指そう

ここまでで職業作曲家にオススメの作曲ソフトは「LogicXとProtoolsの組み合わせ」だと解説しました。

ですが、これは僕が編み出した一例にすぎません。

実際この二つ意外に優れている作曲ソフトも存在します。

いくつか簡潔に紹介しておきます。

Ableton Live


(※Abletonサイトより)

例えば「Ableton Live(エイブルトンライブ)」は、海外のトラックメイカーも使用している有名な作曲ソフトですね。

Abletonの周辺機器、ハードウェア・インストゥルメント「Ableton Push」を使えば、Liveを指先で操作できるようになります。

他のDAWに比べると画面のチープさを感じる方もいるかもしれませんが、機能面・制作のやりやすさは他にも負けない強みがあります♪

最新版のAbleton Liveを30日間無料体験できる無料体験版があるので、気になる方は一度お試しを!!

Ableton Live無料体験版はこちら

Cubase


(※Steinbergサイトより)

CUBASEもユーザーが多く、日本のプロの方などに使われているソフトです。

コード進行で悩んだ時の補助や制作スピードアップに役立つ「コードアシスタント機能」や、

「コードアシスト機能」と組み合わせて、コードに合わせたハモリを自動で生成できる「ハーモニーボイス機能」など!!

作曲方面で役立つ機能が充実している印象です。

Cubaseにも30日間使える無料体験版があるので、興味のある方は試してみましょう。

Cubase30日間無料体験版はこちら

【Cubaseの体験版を扱うために必要なもの】
Cubaseの体験版を扱うためには、USB-eLicenser (Steinberg Key) が必要です。扱う際に、所持していない場合は購入しましょう。

StudioOne


(※Presonusサイトより)

元々Cubaseを開発していた方が新たにつくりだしたDAWソフトで、リリースから話題を生み日々ユーザー増加中!

田辺恵二さんなど、有名な作曲家の方たちも乗り換えて使っています♪

最新版のStudioOne4を30日間無料で使える体験版があるので、気になったら使ってみると良いですよ!

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2018年6月〜7月頃にStudioOne4 Primeという機能限定の無料版がリリースされる予定です!

作曲やDTMに興味を持ち始めた方の初めてのDAWソフトとして良いかもしれませんね。

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まとめ

今回は職業作曲家にオススメのDAWは何か?について解説しました。

沢山の作曲ソフトの利点や欠点を理解した上で、ジャンルや作業毎に作曲ソフトを使い分けている作曲家がとても多いです。

皆さんも色んな作曲ソフトを試してみてはいかがでしょうか?

「そんな沢山の作曲ソフトを使う予算や時間が勿体ない!」という方は「LogicXとProtools」この二つを使ってみてください。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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