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こんにちは。MusicViralの編集長-Zです。
みなさんは「吸音材」ってご存知ですか??
吸音材とは、音の反響を防ぐ為のスポンジやマットなどの事を呼びます。
レコーディングスタジオや個人の作曲スタジオにおいて、正確なモニタリングをする為に“吸音”はとても重要な要素になってきます。
今回はオススメの吸音材と吸音の需要性について解説していきます。
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そもそも吸音ってどんな意味があるの??
先ほど音楽スタジオで正確なモニタリングをする点で、吸音は凄く重要な要素になるという話をしました。
では具体的にどういったっ点で吸音の必要が出てくるのか詳しく解説していきたいと思います。
音は想像以上に反響している。
「反響」というと、トンネルの中や洞窟の中で音が「ぼわーん」というような状況を想像する人が殆どだと思います。
そういうのは反響がものすごく高まった例です。
日常的にも気づかない範囲で“反響”が存在しています。これをルームアコースティックと呼んだりしますね。
音楽制作において、如何にこの反響をコントロールするかが、正確なモニタリングをする為に必要になるのです。
極端な例ですが、例えばトンネルの中でスピーカーを鳴らすのと、屋外でスピーカーを鳴らすのじゃ、同じスピーカーでも全く違う音に聴こえる事が想像出来ますよね?
音響スタジオにおいては、反響をコントロールし「フラットな音質」を作り上げているのです。
部屋の大きさに対して適切な吸音を行う必要がある
「反響」と「部屋の大きさ」は密接な関係があります。
例えばですが、低音を適切に吸音する為には「吸音する為のスペース」が必要になります。
音楽スタジオでは、低音を吸音する為に1〜2mくらい壁の中にスペースを埋め込んであったりするそうです。
また、部屋の大きさや形によって反響しやすい周波数が違いますし、特定の周波数帯域だけ膨らんでしまったりすることもしばしば。
そういった事を吸音等で調整してあげることが必要なんです。
適切なモニター環境でなければ、正確なモニタリングが出来ない。
「音楽」を制作する上で、モニター環境(音を聴く環境)は「音楽的な目」とも言えます。
目が悪い状態で文字を書いたり絵を描いたりする事は困難だと思います。
それと同様に正確な音が分からない状態で音楽を制作するのは無謀とも言えるでしょう。
個人スタジオほど吸音を適切に行う必要がある。
先ほど解説した様に、「反響」と「部屋」には密接な関係があります。
レコーディングスタジオはそれだけ計算された部屋の大きさ・形となっている事が殆どです。
ですが、個人スタジオ(自宅スタジオ)の場合は、音なんて計算されている事はほぼ皆無でしょう。笑
個人スタジオほど、適切なルーム調整を行って、フラットなモニタリング環境を作る必要があるのです。
オススメの吸音材
それでは特に個人スタジオでオススメな吸音材を紹介していきたいと思います!
定番の吸音材「SONEX」
SONEXはプロの作曲家や編曲家の中でも定番の吸音材です。
「あ、なんか見た事ある」みたいな人も多いのではないでしょうか?
特殊形状のスポンジが反響を調整し、吸音してくれます。
部屋をこれで全部囲おうとすると、ちょっと値段が高めなのがお財布に辛いですけどね。笑
筆者オススメ。コスパ抜群のGCボード
これはバンド練習用の音楽スタジオなどでよく使われていますね。
何と言っても、このGCボードって超コスパが良いんです。
「GCボード=グラスウールのボード」なのですが、グラスウールはレコーディングスタジオでも使われている定番の吸音素材。
GCボードは、ボード状の吸音材なので壁に立てかけて使う事も可能ですよ!
また、特に低音の吸音には吸音材の厚さが必要になるのですが、ソネックスよりもGCボードは厚さがあり
吸音率も凄く高いので、吸音効果抜群です。
筆者オススメはこちらですね。
GCボードを使って実際にモニタリング環境、自作スタジオを作成した過程はこちら♪
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まとめ
今回は吸音材について紹介致しました♪
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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