作曲・編曲 コラム

【2018年最新版】アニソン作曲家が語る“ストリングスとはどんな楽器なのか”

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目次

こんにちわ。MusicViralの編集長-Zです。

突然ですが皆さんはストリングスとは何かご存知でしょうか?

恐らく音楽にそこまで詳しく無い人でも「ストリングス」って言葉は聞いた事があるのではないでしょうか?

今回は「ストリングスとは何か」について徹底解説しようと思います!

ストリングスとは何の事?


参照 DTM ストリングス・アレンジ&打ち込み 入門 基本編

ストリングスとはバイオリンやビオラ、チェロなどの弦楽器全体を指す言葉です。

J-POPにおいては

▼バイオリン1
▼バイオリン2
▼ビオラ
▼チェロ

主にこの4つの楽器の集合体をさす言葉として使われます。

ストリングスとはどんな音色?

まずは手っ取り早く上記のyoutubeをご覧下さい。笑

因に上記Youtubeの演奏者「弦一徹」さんはJ-POP界におけるストリングスの巨匠です。

数々の有名アーティストのストリングスを手がけています。

弦楽器を重ねた音色を「ストリングス」と呼ぶ事も


シンセサイザーなどには、バイオリン、ビオラ、チェロと言った音色の他に、これらの楽器を重ねた「ストリングス」という音色が用意されていたりもします。

つまり、弦楽器が重なった音色の事を「ストリングス」と言ったりもするという事ですね。

ストリングスとは?様々な編成や編成があるよ!

先ほどストリングスの主な構成を解説しました。

▼バイオリン1
▼バイオリン2
▼ビオラ
▼チェロ

この4つのパートのそれぞれの人数によって音色や音の厚みが変わってきます。

つまり組み合わせによってストリングスの音色は無限大の可能性を秘めているとも言えるんです!

音楽においてストリングスとはどんな存在?

音楽においてストリングスとはどんな存在なのか、またどんな役割を担っているのかについても説明していきましょう。

ストリングスの役割はまさに自由自在。メロディーを奏でる事もあれば、ハーモニーやコードを支える役割を担う事も可能です。

また素敵な音色で人々を癒したかと思えば、映画音楽や時代劇などでは心をかきたてるような荒く強い音色を奏でることもあります。

ストリングスとは、音楽においてまさに臨機応変な便利屋とも言えるかもしれません。

日本人はストリングスが大好き!

日本人って根っからのストリングス好きなんですよ。

ストリングスとは何かちゃんと理解してる人って少ないと思うんですが、音色自体は結構だれでも耳馴染みがあると思うんですよね。

J-POPってこれでもかって言うほどストリングスが多用されてますから。笑

ストリングスが印象的な曲をご紹介♪

では実際にストリングスが活躍している楽曲を紹介していきましょう!

こうやって聞くと皆さん「ストリングスってこれかあ!」と実感出来るはずです。

ストリングス好きだなあって思う人も多いのではないでしょうか?

FUNKY MONKEY BABYSの「告白」ストリングスがぐっと来る!

FUNKY MONKEY BABYSの「告白」なんかもストリングスが美しい曲の一つですよね。

イントロはピアノとストリングスの美しい旋律が奏でられています。

こういった「ぐっと来る」系の曲においてストリングスは重要な役割を担っていますよね。

アニソンでもストリングスが活躍!

アニソンにおいてもストリングスは大活躍していますね。

この曲もストリングスで始まるイントロが印象的です。

美しい旋律を奏でたかと思えば、情熱的な激しい旋律が心をかき立てます。

ストリングスとは本当に万能な楽器ですね。

映画音楽においてもストリングスは大活躍

海外ドラマで大ブーム中のウォーキングデッド。

こちらのテーマソングでもストリングスが大活躍。

印象的で不気味なフレーズがなんとも言えないです。

ストリングスは映画音楽には必須となっている楽器の一つです。

あ、ウォーキングデッドは映画じゃないですね。笑

ストリングスが宇宙を表現する

かの有名な「スターウォーズ」のテーマソングにもストリングスが登場します。

ストリングスって金管楽器と絡んだ際、絶妙な「宇宙観」を表現する事が出来るんですよね。

なぜ人は音楽を聴いて「宇宙」を感じたりするんですかね。人間の感性って本当に不思議です。

オススメのストリングス音源は??

LA Scoring Strings (LASS)

筆者が一番多用しているストリングス音源がLA Scoring Strings(LASS)です。

非常にイマドキのj-popっぽい音、かつリアルな音色が特徴です。

とにかくリアル!最近のPOPSっぽい音!

LA Scoring Strings(LASS)の最大の特徴はとにかく音がリアル。

そして乾いた感じの音がとてもイマドキのPOPSっぽいんですよね。

筆者の中ではアレンジをする上で欠かせない存在です。

初心者には少し扱いづらい

リアルな分、初心者には少し扱いづらいのがLASSの特徴です。

使いこなす為にはKONTAKT内での音源のルーティンや音色の組み合わせが重要になってきます。

この辺は近々記事にまとめてみたいと思います。

ピッチが悪い

LASSの最大の特徴。ピッチが悪い。笑

ある意味のリアルさなのか…少し音程が悪いです。

筆者はAuto-Tuneをオートモードで掛けてカバーしています。笑

SYMPHONY SERIES – STRING ENSEMBLE

比較的初心者にもお勧めのストリングス音源がSYMPHONY SERIESの「STRING ENSEMBLE」です。

非常に音が良く、人数ごと、演奏している部屋ごとの音色が収録されているので、ポップスからオーケストラまで幅広くカバーする事ができます。

初心者にも扱いやすい設計!

特徴としては初心者でも分かりやすく、非常に扱いやすい設計になっている事です。

奏法の切り替えはキースイッチで、音量はモジュレーションホイールで操作出来ます。

馴染みの良い音色

前述のLASSに比べて非常に音馴染みがよく、オケ中で主張しすぎる事が少ないです。

また、音質がとても良いため、これも初心者にお勧めしたいポイントです。

リズム感よく打ち込むには少し工夫が必要

LASSに比べて奏法毎(サスティーンやスタッカート)によって、発音タイミングのズレが大きいように感じました。

ストリングス音源全般に言える事ではありますが…

サスティーンは少し前に、スタッカートだけちょっと後ろに?みたいな感じで発音タイミングを調整しながら打ち込む必要があると感じました。

ストリングス打ち込みの前知識

次にストリングスを打ち込む際に必要な前知識を解説して行きます。

ストリングスアレンジの際に「指針」となる重要な要素ですので、しっかりと覚えてください!

楽器の最低音を意識しろ!

初心者がストリングスを打ち込む際やってしまいがちなのが、「高音域によりすぎたストリングスアレンジ」です。

音の特性として、低音ほど倍音が多く、高音ほど倍音が少なくなります。

つまり「低音ほど楽器の音はふくよかに、高音ほど楽器の音は細く痩せていく」ということなのです。

他の楽器とのアンサンブルの中で「ストリングスを高音域にして目立たせる必要がある」という場合等もありますが、基本的には上ずりすぎないようなアレンジを心がけましょう。

それぞれの楽器の音域を覚えておこう

前述のとおり、楽器をよりゴージャスにならす為のキーワードは「最低音」を意識する事です。

まずはそれぞれの楽器の音域を覚えておきましょう。

・バイオリン G2~C7
・ビオラ   C2~C6
・チェロ   C1~C5

基本はオープンボイシングで!

ストリングスの基本的な和声の積み方はオープンボイシングになります。

例えば「ドミソ」をオープンボイシングにするとしたら?

→ミドソ

→ドソミ

と言った感じです。

「生シュミレート」なのか「完全打ち込み」なのか

ここが一番大切なのですが、ストリングスって生楽器の音色名でもあり、シンセサイザーの音色名でもあります。

生楽器シュミレートとしてのストリングスなのか、シンセ(完全打ち込み)としてのストリングスなのかをハッキリさせておきましょう。
(音色は生楽器シュミレートだけど、打ち込み方はシンセ的な考えというのもあり!)

完全打ち込みのストリングスであれば、ある意味和声法や音域等は無視して、音楽としての面白さや斬新さを求めてることも全然有りです!

逆に生シュミレートでは、人間が弾けないようなフレーズや美しく無いボイシングは避けるべきですね。

ストリングス。打ち込みのコツ

では最後にストリングスの基本的な打ち込み方法を解説して行きましょう!

実際にLogicXでストリングスを打ち込んでいきます。

色々ストリングス打ち込みのルールはあるのですが、色々省いて最低限かつ、初心者に分かりやすい例を提示しながら解説をすすめていきます。

奏法毎にトラックを分けておくのがオススメ!

ストリングスは奏法(サスティーン、スタッカート、ピッチカートなど)によって発音タイミングが違います。

つまり、サスティーンは少し前のめりにしてやったり、スタッカートはちょっと下げてやったり、奏法毎に発音タイミングを調整する必要があります。

これをいちいち一つずつやっていたら面倒ですよね?笑

奏法毎に一括に発音タイミングを調整出来るようにトラックを分けておく事をおすすめします!

こんな感じでストリングス打ち込みのテンプレートを作ると良いよ!

こうやって奏法毎にまとめておけば、見やすいですし、打ち込みも快適に行う事が出来ます。

チェロから打ち込んで行くのがオススメ!

さきほども解説したように「楽器は低音にいくほど音がふくよかに」なります。

ですので、初心者は得に最低音を意識してチェロから打ち込んで行く事をおすすめします!

とりあえずは、チェロ=ベースということで

正直、上級者レベルの打ち込みになってくると、チェロでベースをやるのはもったいない…

ですが…初心者には難しい手法なので、最初はチェロ=ベースという考えで打ち込みを進めて行くことをおすすめします!

今回はよくある4536の進行!笑

次にビオラ

次にビオラを打ち込んで行きます。

色々とルールはあるのですが、popsの場合、特に初心者はそこまで和声法を気にしすぎる必要は無いと思います。笑

低音すぎる位置で3度やテンションの和音を奏でると音が濁ってしまうこともあるので、その辺にも注意しましょう。

バイオリン1とバイオリン2はとりあえずオクターブユニゾンで

バイオリン1とバイオリン2はとりあえずオクターブユニゾンからはじめてみると良いと思います!

トップのフレーズとなるメロディーを考えて、オクターブユニゾンさせましょう。

(ちなみにバイオリン1、2のオクターブユニゾンは代表的な手法ですが、必ずしもそうしなければ行けないという訳ではないです!)

ストリングス全体を打ち込んだ後に、和音との兼ね合いなどを考えて全体を微調整して行きます。

 

全体はこんな感じ!

という訳で全体的にはこんなかんじ!大分適当ではありますが・・・笑

StringsMidi.mid←MIDIデータはこちら!(ダウンロードは自己責任でお願いします。)

ぶっちゃけ和声法で考えると色々やっちゃ行けない事をやってますw

でもコンペのDEMOならこれくらい適当で大丈夫です!笑

そこに時間かけるくらいならメロディーにもっと時間を割きましょう。

あと、初心者って和声法の禁止事項とか、ストリングスのルールを恐れ過ぎだと思うんですよ。

まずは上記ぐらいのレベルで良いので、大まかなストリングスの打ち込みを覚えて慣れて行きましょう。

上級編に関しては、また記事にまとめようとおもっています!

DEMOはある程度ざっくりでも大丈夫だけど…

僕自身和声法を凄く勉強している人間ではないので、基本的にDEMOレベルのストリングスアレンジであれば、ざっくりで問題ないと考えています。

ただ、実際にストリングスの編成を呼んで演奏してもらう際などには、しっかり和声を見直したり、運指等を確認しながら実際に弾くことが出来るフレーズなのか検証しながら譜面を作成する必要があります。

最終的にはここを目指すべきなので、普段から手を抜かず経験を積み重ねておく事も大切です!

どうせストリングスのレコーディングなんてやらないし・・・って思ってるとプロになってから痛い目を見る事は確実ですよ!!笑

ストリングスの旋律やハーモニーを作るのには専門知識が不可欠!

ここまでストリングスの素晴らしさについて熱弁してきました。笑

ストリングスの素晴らしさについてご理解頂けたでしょうか?

ストリングスヤバい!!と思った貴方。

DTMをやられている方や作曲をやれれている方は得に自分の楽曲「ストリングス」を使ってみたい!と思ったのでは??

ストリングスの旋律やハーモニーをプロレベルで作るには専門知識が不可欠になってきます。

この辺の知識に関してはまた記事にまとめてみたいと思います!

まとめ

【プロ直伝】ストリングスとは?楽器知識と打ち込み方法について解説しました!

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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