目次
こんにわ。MusicViralの編集長です。
皆さんは「マスターリズム」という物をご存知でしょうか?
今回はライブやレコーディング現場で必須となる「マスターリズム」を徹底解説したいと思います。
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マスターリズムとは?
マスターリズムとは、簡単に言うならばライブやレコーディングの際に使う「コード・リズムだけの譜面」の事です。
例えば自分が打ち込みでロックバンドの用な曲を作ったとして、その楽曲を生楽器に差し替えるレコーディングをするとします。
ドラム・ドラム・ギター・ベースなど全ての楽器のフレーズを楽譜に起こすと、ミュージシャンはその通り再現してくれる訳ですが…
それって「音楽的な面白み」に欠けますよね。
キメやビート感・コードはそのままで、細かい演奏のニュアンスはミュージシャンに任せて、楽曲をよりカッコよくしたい!
いわゆる「アドリブ」的なカッコいい演奏を引き出す為に「マスターリズム」を使用するわけです!
マスターリズムを構成する要素
マスターリズムを構成する要素はこの三つです。
・コード
・キメのリズム&フレーズ
・リハーサル記号やリピート記号
コード
コードは異名同音に気をつけてキーに準じた表記で表記しましょう。
例えば例えばD♯とE♭は同じ音ですよね??
基本的には調号に♯がついている場合は♯、♭がついている場合は♭にする場合が多いです。
キメのリズム&フレーズ
色んな楽器が同じリズムを決めるキメのリズムや、色んな楽器がユニゾンするようなキメのフレーズ
を音符で示します。
またリズムが“食う”いわゆるシンコペーションなども音符で表記する場合が多いです。
因にリズムの場合は音符の玉を書かずに羽だけ書きます。
音楽制作の現場におけるマスターリズムの使われ方
メジャーシーンの音楽現場において、ストリングスやブラスはフレーズを一つ一つ譜面に起こして演奏者に演奏してもらう事が多いです。
複数の奏者でハーモニーを演奏するような楽器は、しっかり譜面を作成しないと演奏が難しいですからね。
J-POPにおいて「ドラム」「ギター」「ベース」「ピアノ」などは、マスターリズムを使用してレコーディング事が圧倒的に多いです。
REC前にマスターリズムと音源を事前に渡す場合が多い
ここまでの話で「じゃあマスターリズムを使う現場って、アレンジも全部演奏者に任せていいの?」って思う方も居るかもしれません。
ですがマスターリズムを使う現場でも、アレンジャーは指針となるDEMOアレンジを作成します。
多くの場合「生に差し替える必要がないんじゃないか」というレベルまでアレンジを詰めた後、レコーディングをします。
レコーディングの前にその音源とマスターリズムを奏者に渡し、レコーディング当日を迎えます。
演奏者はDEMOアレンジを聴いて、良い部分はそのまま残し、更に良いアイデアやフレーズで演奏者なりに“楽曲を昇華”させるのです。
マスターリズムと別に追加譜面を用意することも
例えばギターソロのフレーズをそのまま弾いて欲しい場合などは、マスターリズムと別にギターソロ用の譜面を用意しておくと便利です。
一流のミュージシャンならマスターリズムだけでもすぐ耳コピしてくれますが、レコーディングにおいては「親切すぎる」くらいがBEST
そういった親切なスコア作りで、ミュージシャンへにリスペクトが伝わります。
マスターリズムを書く上で気をつける点
一行の小節数を合わせる
一行の小節数を極力合わせましょう。
J-Popの場合は4小節で一段とする場合が多いです。
セクション(Aメロ,Bメロ,サビ)の変わり目は、セクション頭が左端に来るようにすると親切です。
小節線を合わせる
譜面ソフト等で譜面を作成すると譜面の幅がぐちゃぐちゃになって小説線が縦で合わなくなったりします。
小説線は縦のラインでみたとき、上下で合うようにしましょう!
まとめ
今回はマスターリズムの作り方をご紹介致しました♪
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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